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晦日を翌日に控えた雪の晩。

村民わずか14名という小さな村に、

切手も、差出人も、宛先も書かれていない手紙が届いた。

この村には昔からの言い伝えがあった。

『晦日前日に届いた宛先不明の手紙を開けてはならない』という。

初めての出来事に戸惑う村人達であったが、

結局一人の郵便屋の青年が差出人を探しに行くことに・・・。

「村は孤島にある。船が出ない限り差出人は必ず島内にいるはず。」

手がかりも無くひたすら島内を探し回る青年。

出航まであと24時間・・・・・。


  あの手紙がすべての始まりだった・・・・。

あの手紙さえなければこんなことには・・・・。